ジャックス・プレイスで話し合ったこと

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話題は多岐にわたった。 個人的なこと、環境のこと、平和のこと、そして極めつけは、個人的なこと以外についてはどうすればよいか?ということについて彼の持論が多かった。

環境のことに関してはオゾン層のホールについて怒っていた。CO2削減が叫ばれてすでに久しいのに、なぜ人間は改善の方向に向かうどころか、悪化の方向に向かっているのだろうか? ということについての警鐘ともいえることを口にしていた。 “もし人類が真に美しい環境を手に入れたいと思うならば、すでに手に入れている便利なテクノロジーの半分、もしくはそれ以上のリリースが必要だ!”と、言っていたし、それに近いことは何度も繰り返し聞かされた。 だから私の記憶の中には、ジャックのメッセージとしていくつかのことがすぐに諳んじることができるようにまでなっている。

“もし我々人類が真の平和と、美しい環境を手に入れたいと思うならば、すでに手にしている便利なテクノロジーの半分、いや、それ以上をリリースする覚悟が必要だ! 

更に言うならば、国境という壁と、宗教という壁をどう扱うかということを、地球レベルで真剣に考える覚悟と努力と知恵が必要だ・・・。“ 少なくとも私は、ジャックが何度も呟くことをこんな風に受け止めている。 このことを拡大解釈すれば、核抑止力のために核はいらないということになる! お門違いの例えかもしれないが、切れる包丁は料理を作るときに重宝ではあるが、使い方を間違えれば凶器になる。 全てのものは使い方次第で凶器になるが、それらは社会生活の中で必要な側面を持っているので無くす訳にはいかないが、核兵器は大量に生物を殺傷するために作られたものであって、ほかに利点はない! 抑止のために作るというのはどう考えてみてもリスクが大きすぎる。

攻撃されて、自分一人が犠牲になるのは割が合わないので、自分が理不尽に攻撃されたら攻撃した相手も同じように死んでしまうぞ! こんな発想から作り出されたものだ! それはちょうど触れられたら爆発する自爆装置を身に着けて生活しているようなものだし、核兵器は最悪なことに、地球上にあるすべてのものを道ずれにしてしまう大量殺りく兵器なので、自己防衛のために自爆装置を身に着けて安心を得ようとする人の発想とは訳が違うし、誤作動で爆発するリスクや、目先のことしか目に入らない権力者や、極悪非道の人の手に入ったらとんでもないことになる。こればっかりは人間の英知で地球上からなくす努力をしないと、それこそジャックの憂いなどと悠長な問題ではなく、地球上に住むすべての生き物の英知を結集してでも早急になくすべき問題であると思う。

確かにジャックは、自分の人生の良し悪しのこと以上に、地球上に住むあらゆる生命の平和的なバランスのことを考えていた。 我々人類の考える浅はかな幸せの定義を鼻から否定していたし、人間を含めた全ての生き物たちの平和な生き方ということを考えていた。 そのための方法を導き出すためには、2%の言語しかできない私とのコミュニケーションではどうにもならなかったことは想像できる。

私に唾を飛ばして話してくれた様々なことが、今頃になって、(もしかしてジャックはkんなことを訴えかけていたのかも知れない・・・!)と受け止めている。

ジャックは晴れている日はできるだけ外で過ごしたいといって、テーブルを外に持ち出して手紙を書いたりしていた、
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